ITILの響きは「ITる」って動詞みたいじゃね

とりあえず、ブログはじめてみました。
不定期かつ心の赴くまま、徒然なるままに書き綴っていければ幸いです。

さてさて、個人的にITILに興味が再度湧いたので、昔買った本を読み返してみました。突発的にくる発作のようなものです。お気になさらず。
ざっと見ただけでも、数年前より理解が高まっていることを実感。やはり、経験値ならぬ「経験知」という下支えがあるからでしょうか。

特にサービス・オペレーションについては、きちんと体系だった知識を整理・習得した上で実際に活用できるレベルに至らなければ絵に書いたモチにしかならないと、経験上の自戒も込めて痛感です。
ITILの基礎をちゃんと理解しておくことは、IT・ITしたシステムづくりに関わる場合に限らず、重要なことのように感じる今日この頃です。
※ちなみに、ITILが何かわからない方は適当にググれば色々出てきます。イメージで言うと、こんな感じ。
「ITの構成要素は置いておくとして、結局ITが顧客に提供する価値って”サービス”だよね?」
「ITサービス提供までのノウハウって、結構他の分野にも活かせるんじゃね?」
「じゃあ、それ。まとめちゃいますか」 (すったもんだで、第3版)


ただ、Google先生はいつも私達に新しい情報を提供してくれますが、ITILもv3でなくITIL v4の時代のようですね。
私の検索戦闘力 (5) では、2019/1/11時点では日本語でいい感じの記事がないようですが、今年の春~夏にかけて、徐々にWebサイトや書籍などにも日本語の情報が出てくるんでしょうか。
別にITILを極めたいと思っている訳ではない怠け者の私は、そういう時期まで家康の気分で待つことにしますが、英語では例えば以下のブログ記事がありました。(期待感をあおる劇場版の宣伝広告みたいな情報しかないですが)

 

ITIL V4: Intro to the 2019 ITIL Update (bmc blogs)

www.bmc.com 
単語を拾うだけでも、アジャイル、DevOpsが入るだけで時代の流れを取り込んでいる感がありますね(タイミングが10年くらい遅れている気がするのは、様々な経験の積み上げの結果であるベスト・プラクティスに必要な期間であったと割り切ります)

特にアジャイルについては、Design Thinkingと相性がいい気がするのは、私だけでしょうか?
「これからの時代は変化が激しく、、、うんぬん」という話はどこでも見かけますが、そういう場合にどう考え、対応していけば運用しやすくかつ失敗した場合の知識体系も溜まっていきやすいか、という事への大きなヒント(というか半分以上の答え?)になるのではないかという期待が高いです。
イノベーションの日々というと大げさかもしれませんが、細かい(小~中)修正の積み重ね頻度が多い業界・職種の方には、既に経験上知っているノウハウを整理して見直し・再構築するいい機会になるのかもしれませんね。

serverless, containers, microservices, and multi-cloud にも言及する、ということで、ここはやや技術寄りな気がしますが、構成要素の大きな変革として構成(CI)管理にも影響するのでしょうね。以前よりも可用性が上がるなど色々あるのでしょうか。

個人的にはmicroserviceへ期待しています。
ITIL Service Strategyの中でもBusiness寄りの部分にも踏み込んで、うまく業務プロセスとmicroserviceとの対応関係をつけつつ、ITIL Service Design、ひいてはITIL Service Transitionでより具体的な形にしていけば、BPM (Business Process Management)しやすいんじゃないかと。
そう。それはまさに、EAっぽくなりますね。ETじゃなく、EA (Enterprise Architecture)のことです。

EAは雰囲気しかわからないので、あからさまに知ったかぶりますが。
ITILで言及している範囲は結構広く、土台の方からいくとTA (Techinical Architecture)、IA (Information Architecture)、AA (Application Architecture) は元より含んでおり、なおかつBA (Business Architecture)にも及んでいるというのが私の理解です。
そうでないと、ITIL Service Strategyって何なんだ?っていう話ですからねw

実際の事業ドメイン定義の話などより経営層に寄った話になってくると経営戦略的な要素の1つに過ぎないIT戦略はBAの全てになりうる訳ではないでしょう。ただ、ここまでITが普及した昨今ではITを用いずにBusinessとしての価値を提供するのは難しいでしょうから、ITを含めて考える経営戦略は至極真っ当なアプローチであると考えます。
IT基盤がその企業の差別化要素を担っている場合も多いので、それらを管理し、持続的に改善していく為の知識体系であるITILの重要度は今後ますます高まっていくのでしょうね。


やべえ。
ここまで書いていたら、すごくITILを勉強したくなってきた、というか、勉強しなければならないという衝動に駆られました。
ただ、気が多い性分なので、今後も脈略なく、色々と関係のないことを書いてしまう気がします。

だいたいそんな感じで。よろしくです。